きっかけは息子の一言
私がポケモンフレンダのパーティー編成を本気で研究し始めたのは、息子のある一言がきっかけでした。
息子がミライドンをゲットしたのは、確かBT5弾のピックを何枚か手に入れた頃でした。でんきタイプの見た目がかっこよく、ゲームでも好きなポケモンなので、フレンダでも使いたいと言い張りました。
私はその時点でランキングを自分でも調べていたので、正直に言うとミライドンは「強いピックではない」ことがわかっていました。でんきタイプのスコアはそこまで高くなく、特にじめん技には一方的に弱点を突かれます。
「これは強くないから使わない方がいい」とは言えませんでした。せっかく子供がフレンダを楽しんでいるのに、好きなピックを使えないのは本末転倒です。「ミライドンを使いながらどう勝つか」を考えることにしました。これが私のパーティー研究の始まりです。
最初の失敗:でんきタイプの弱点をなめていた
最初は「ミライドンを主軸に、適当に2体を補えばいい」と軽く考えていました。でんきタイプは強い相手(みず・ひこう)には大ダメージが出るし、それ以外はそこそこ戦えると思っていたのです。
ミライドン+ランダムな強そうなピック2体 → じめんタイプの相手が出た瞬間にミライドンが全く機能せず、残り2体で勝ちを狙う羽目になった
実際に何度かプレイしてわかったのは、でんきタイプの弱点「じめん技」が予想以上によく出てくるということでした。相手のパーティーにじめんタイプやじめん技持ちが入っていると、ミライドンがほとんどダメージを与えられないままやられてしまう。
じめん技は相手の「でんきタイプ対策」として使われることが多く、私のミライドンは「対策されやすいピック」でもありました。それでも息子はミライドンを外す気は全くない。どうするか、真剣に考えました。
解決策を見つけるまでの思考プロセス
ステップ1:ミライドンの弱点「じめん」への2つの守り方
でんきタイプの弱点はじめん技1種類のみです(他タイプより弱点が少ない)。逆に言えば、「じめん対策だけできれば弱点をほぼカバーできる」ということ。そして、じめんへの守り方は2通りあると気づきました。ひとつはじめんに「ばつぐん」を取り返せるタイプ(こおり・みず・くさ)。もうひとつはじめん技を「無効化」できるひこうタイプです。
まず手持ちのラプラス(こおりタイプ)が前者でした。こおり技はじめんにばつぐんが取れます。相手のじめんに正面から打ち勝てるので、これを1枚目に確定しました。
ステップ2:「ギミックは1プレイ1回」に気づく
ミライドン(でんき)とラプラス(こおり)の2体が決まったところで、3体目を考えていて重要なことに気づきました。強力な特殊アクション(Zワザ・メガシンカ・テラスタル)は1プレイにつき1回しか使えないということです。高レアが確定する「黄金の扉」を狙うには、このバースト火力をいかに重ねるかが鍵になります。
ところがミライドンはギミックなし、ラプラスのテラスタルが唯一のギミック。このままだとバースト手段が1回だけです。そこで3体目は「ギミック持ち」から選びたいと考えました。
| ピック | 得意な相手 | ギミック |
|---|---|---|
| ミライドン(でんき) | みず・ひこう | なし |
| ラプラス(こおり) | ひこう・じめん・くさ・ドラゴン | テラスタル |
| ?(3体目) | ギミックでバーストを足したい | 欲しい |
手持ちのギミック持ちを見比べました。フーパ(あく・攻撃181)は最高クラスの素火力ですがギミックなし。カプ・コケコ(フェアリー・Zワザ)はドラゴン対策がラプラスと役割が被る。そこで目に留まったのがメガルチャブル(ひこうタイプ・メガシンカ)でした。
ルチャブルを選んだ決め手は2つ。①メガシンカ持ちなので、パーティーのギミックがテラスタルと合わせて2枚になる。②ひこうタイプはじめん技を「無効化」できるので、ミライドンの弱点じめんに対して、ラプラスとは別ルートのもう一段の保険になる。じめん相手にはラプラスで殴り、危なければルチャブルで受ける、という二重の構えができます。
ステップ3:メガルチャブルを入れた結果
ギミックがメガシンカ+テラスタルの2枚になり、ここぞの場面でのバースト火力が増えた。じめん相手も「ラプラスで殴る/ルチャブルで無効化して受ける」の二段構えで安定。黄金の扉に届く試合がはっきり増えた。
実際にこの編成で何戦かプレイして感じたのは、決定打が2回打てる安心感です。1体目の強敵にテラスタル、2体目にメガシンカ、と特殊アクションを分けて使えるので、星合計が高い相手でもダメージを押し込みやすくなりました。ミライドンが苦手なじめんタイプも、ラプラスとルチャブルの二段構えでほぼ詰まなくなりました。
初めて「息子のミライドンを使いながら勝てた」試合では、息子が隣でめちゃくちゃ喜んでくれました。それが嬉しくて、もっと勝てるパーティーを研究したいと思いました。
現在の編成と各ピックの役割
メガシンカ持ちのバースト枠。ひこうタイプなので相手のじめん技が無効(じめんはひこうに当たらない)=ミライドンの弱点じめんへのもう一段の保険になる。メガシンカの追加ダメージで一気に押し込めるので、強敵が出た2体目で発動すると効果的。かくとう・むし・くさタイプにもばつぐんが取れる。
ひこう・じめん・くさ・ドラゴンタイプへの対策役。こおり技はじめんタイプにばつぐんが取れるため、ミライドンが苦手なじめん相手に当てられる。テラスタルを持っているので、ここぞというタイミングでさらに火力を引き出せる特殊アタッカー。BT5弾でドラゴンタイプが増えた環境では、こおり技の刺さる場面が多く、パーティーの安定を支える一枚。
息子が絶対外せないと言い張る枠。でんきタイプなので相手にみず・ひこうタイプが出た瞬間が出番。BT5弾で追加されたひこうタイプのレックウザが多く出てくる環境では、でんき技が意外と刺さる場面もある。弱点(じめん)はルチャブル・ラプラスでカバー済みなので安心して出せる。
「好きなピックを使いながら勝つ」考え方
この一連の研究を通じて、フレンダのパーティー編成で大切だと感じた考え方があります。
① 「好きなピック」を中心に考えるとモチベーションが続く
強さだけを追求してパーティーを組むより、「このピックを使って勝ちたい」という動機があった方が研究が楽しくなります。私の場合、ミライドンを使いたいという制約があったからこそ、じめん対策・でんき対策・役割分担という視点で深く考えることができました。「全部強いピックだけ選べばいい」より、制約がある方が工夫する余地があって面白い。
② 弱点の連鎖を防ぐことが安定の鍵
「A弾がBに弱い、BはCに弱い、CはAに弱い」という三竦みの関係は、パーティー編成でも意識すべきポイントです。3体のうち2体が同じタイプに弱いと、そのタイプを出された瞬間に一気に崩れます。3体の弱点がなるべく重ならないよう意識することが、パーティー安定の基本です。
③ BT5弾は「役割分担しやすい環境」になった
BT1弾からプレイしてきた経験上、初期の頃はピックの選択肢が少なく、「とりあえず強いピックを3体並べる」しかありませんでした。BT5弾でレックウザ・ディアルガ・パルキアなどが追加されたことで、各タイプに強力なピックが揃い、役割分担を意識した編成が組みやすくなりました。手持ちに強いピックが増えれば増えるほど、今回紹介したような「弱点補完」の編成が実現しやすくなります。
まとめ:子供のリクエストに応えながら勝つ方法
「息子が使いたいピックを絶対入れる」という制約から始まった研究でしたが、結果的にパーティー編成の考え方を深く学ぶきっかけになりました。
お子さんがお気に入りのピックを使いたがっている親御さんへ。そのピックを中心に「弱点を補う2体」を選べば、勝てるパーティーが組めます。「強いピックだけ3体並べる」より、お気に入りを活かした編成の方が子供も喜びますし、勝った時の盛り上がり方が全然違います。
ミライドンで勝った瞬間、息子がゲーセンで「やったー!」と声を上げました。あの瞬間のために研究して良かったと思います。皆さんのお子さんにもそういう瞬間が来ますように。