子供とポケモンフレンダをする3人4脚
親の最適解 vs 子供の好きなポケモン

葛藤と成長の記録 / 管理人:りょうた(2児のパパ)
育て屋のりた
管理人:りょうた(育て屋のりた)(名古屋・愛知拠点)
BT1弾からプレイ中の2児のパパ。子供2人と一緒にゲームセンターでフレンダをプレイする日常を記録。「勝ちたい親」と「好きなポケモンで戦いたい子供」の3人4脚を現在進行形で続けている。

親と子供では、見ているものが違う

ゲームセンターでポケモンフレンダをプレイするとき、私と子供たちは同じ画面を見ながら、全く違うものを見ている。

私が見ているのは、相手のタイプと手持ちの弱点の関係、テラスタルをどのタイミングで使うか、スーパートレジャーポケモンを倒すためにどう効率よくダメージを積み上げるか。要するに「最適解」だ。

子供たちが見ているのは、「ミライドンかっこいい」「この技の演出すごい」「このポケモン好きだから攻撃させたい」。要するに「好き」だ。

どちらが正しいわけでもない。でも、この二つの視点がぶつかる瞬間が、フレンダをプレイするたびに必ず訪れる。

「ミライドンで戦いたい!」とスーパートレジャーの惜しい結末

フレンダでは星4以下のポケモンとのバトルを勝ち抜くと扉が開き、強力なスーパートレジャーポケモンが登場する。この瞬間、1回だけピックを入れ替えることができる。相手のタイプを確認して弱点を突けるピックに変える、大事な一手だ。

ある日、激戦の末に扉が開いた。相手はじめんタイプのスーパートレジャーポケモン。私の頭では「でんき技はじめんに効かない。ここはラプラスかグラードンに変えて弱点を突こう」と計算が動いていた。

📍 ゲームセンターの一場面(スーパートレジャー出現直後)
ピック入れ替えの画面が出た瞬間、息子が叫んだ。「ミライドン!ミライドンに変える!」。私が「相手じめんタイプやで、でんき効かへんで」と伝える間もなかった。息子はもう選択していた。私の中で「あ……」という声が出た。でんきタイプのミライドンの技はじめんタイプに効かない。

結果は想像通りだった。ミライドンの技はことごとく相手に弾かれ、スーパートレジャーポケモンのHPが微妙なラインで残ったままゲットチャレンジへ。弱点を突けるピックに変えていれば、もっとHPを削れていたはずだった。

でも息子は楽しそうだった。「ミライドンで戦えた!」と誇らしげに言っていた。

2人の子供を同時に見る「3人4脚」の難しさ

私には子供が2人いる。2人ともポケモンが好きで、2人ともフレンダに食いつく。つまり私は、自分のプレイを考えながら、2人の子供のリクエストに同時に対応しなければならない。

上の子が「このポケモンで攻撃したい」と言っている横で、下の子が「テラスタル押していい?」と聞いてくる。制限時間のカウントダウンは容赦なく進む。

2人を見ながらのプレイを「3人4脚」と呼んでいるのは、そういう意味だ。1人なら自分のペースで進められるのに、2本の足がそれぞれ別の方向へ引っ張ろうとする。転ばないように、でも置いていかないように、一緒に走る。

ゲームセンターで教えた「タイプの弱点」の話

何度かプレイを重ねながら、私は子供に少しずつ教えるようにした。押しつけにならないように、プレイの流れの中で自然に伝えるのがコツだと感じた。

① タイプの弱点は「攻撃するとき」に伝える

「みずタイプはほのおに強いんだよ」と机の上で説明しても、子供には響かない。でも、画面の前で相手にほのおタイプが出た瞬間に「あ、今ラプラス使ったら大ダメージ出るよ」と言うと、試してみたくなる。実際にばつぐんが出て大ダメージが出たとき、子供の目が変わる。体験で覚えた知識は定着が早い。

② テラスタルの「1回ルール」は失敗してから教えた

テラスタルは1回のプレイで1度しか使えない。通常バトルで早々に使い切ってしまうと、スーパートレジャーポケモンとの大事な場面で使えなくなる。

最初からこれを説明しても子供には響かない。実際にスーパートレジャーが出た場面で「テラスタル使えたのに〜」という状況になってから、「通常バトルで使っちゃったからだよ。スーパートレジャーが強いから、ここで使いたかったね」と伝えた。悔しさと一緒に覚えた知識は忘れない。次のプレイで少し考えるようになったら、それが成長の証だ。

③ 好きなポケモンの「得意な相手」を一緒に調べた

息子はミライドンが好きだ。「ミライドンはどんな相手に強いの?」と聞いてきたとき、このサイトのランキングを一緒に見た。でんきタイプはみず・ひこうに強い。「じゃあ相手にみずが出たらミライドンで攻撃しよう」という合言葉ができた。自分が好きなポケモンの活躍場面がわかると、子供は意外と冷静に使い所を選ぶようになってくる。

最近の変化:子供たちの成長

最近、変化を感じることが増えてきた。

相手のポケモンが出た瞬間に、息子が「これ、くさタイプだからラプラスかな」と言うようになった。全部が最適解になったわけではないし、相変わらず好きなポケモンで攻撃したがる場面もある。でも以前は画面を見てすぐボタンを押していたのが、一瞬だけ考える間が生まれた。

扉が開いてスーパートレジャーポケモンが出たとき、ピック変更の画面で少し考えるようになった。以前は画面を見ずに即座に好きなポケモンに変えていたのに、「相手はどのタイプ?」と聞いてくるようになった。まだ毎回最適な選択ができるわけではないが、「弱点のピックに変えた方がいい」という意識が芽生えてきている。

こういう小さな変化が、何度もゲームセンターに通った積み重ねだと思うと、なんともうれしい。

それでも好きなポケモンをやめさせない理由

子供がどう考えても最適ではない選択をしている場面でも、私は基本的に止めない。「それよりこっちの方が強いよ」とは言うけれど、最終的には子供に選ばせる。

理由は一つで、ゲームは楽しいものだからだ。

好きなポケモンで攻撃したい、という気持ちは正しい。フレンダはゲームであって、最適化の訓練ではない。親の私が効率を求めすぎると、子供にとっての「ゲームセンターで遊ぶ楽しさ」が消えてしまう。それは本末転倒だ。

勝率より大事なことがある。子供が「またゲーセン行きたい!」と言ってくれること。プレイが終わった後に「楽しかった」と言ってくれること。スーパートレジャーが取れなくても、帰り道に今日のバトルについて話してくれること。

好きなポケモンで戦うことは、やめさせなくていい。そのポケモンで勝てる場面を少しずつ増やしていければ、それが一番いい。

3人4脚はまだまだ続く。

📝 この記事のまとめ(同じ状況のパパ・ママへ)
  • タイプの弱点は「その場で体験しながら」教えると定着しやすい
  • テラスタルは1回しか使えない——通常バトルで使い切るとスーパートレジャーで使えないことを失敗してから伝えると刺さる
  • スーパートレジャー出現時のピック変更は「相手の弱点タイプ」を選ぶのが正解。好きなポケモンで弱点が合わないと大きく不利になる
  • 好きなポケモンの「得意な相手」を一緒に調べると子供が自分で使い所を考え始める
  • 効率より「またゲーセン行きたい」を優先する
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